このコラムは毎月10日マックスホームで発行しているコラムの
一部を抜粋したものです。
気宇壮大
2019/1  vol.207
 明けましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 今年も皆様との連携のもと、社員一丸となって資産管理のサポートに努めて参りますので、宜しくお願い申し上げます。
 さて、昨年は自然災害の多い年でありました。また、後半からは中国経済やアメリカ経済の失速懸念に貿易摩擦問題、大国同士の覇権争いなど、世界経済を取り巻く環境も目まぐるしい展開を見せました。我が国の経済は東京オリンピックを前に戦後最大の成長を目前にしながら、世界の動きに翻弄される形となっております。足元が好調な国内経済だっただけに今後の世界情勢が気になるところです。
 ここで少しだけ当社の昨年を振り返ってみたいと思います。昨年はほぼ計画通りに宅地の供給、賃貸住宅の新築供給、事業用物件の仲介などを中心に安定した業績を上げることが出来ました。しかしその一方では、賃貸住宅の大量供給による需給バランスの崩壊など市場環境の変化に伴い、空室対策にも一層の労力を費やして参りました。その中で、大手の引っ越し業者とのコラボレーションによる「引っ越し無料キャンペーン」は多くの家主様のご協力のもと一定の成果を得ることが出来ました。また、東日本大震災以降「安定収入の確保を」という号令のもと、サブリース事業をはじめ、自社物件の確保や商業店舗の開発などによる収益源を確保することにも引き続き注力して参りました。これらの収益により、今後激化するであろう賃貸市場においても体力負けしない体質を身に着けることが出来たと自負しております。もちろん、現状に甘んじることなく地道ではありますが今後一層の体力強化に励んで参りたいと考えております。
 そして、本年は平成最後の年となります。新天皇の即位に伴う改元が行われ一年の多くが祝賀ムードで湧くことが期待されます。一方で中盤には参院選を控え、10月には消費税の増税が予定されており、多くの意味において社会構造が大きく変化する年とも言えます。ここ数年の我が国のマクロ経済を俯瞰して見た場合、東日本大震災からの復興特需や東京オリンピックの決定、好調に推移した世界経済など、ある意味外部環境に恵まれ平和ボケしている感も否めませんでした。今年は良くも悪くも世の中が大きく変化する年でもあります。平和ボケしてしまうと変化に気づくどころか、気づこうともせずに対応が後手に回ったりするものです。太古の時代に我々の祖先が弱小であったにもかかわらず生き残り、一方で最強の恐竜が絶滅したのも決して地殻変動など環境の変化だけではなかったはずです。恐竜にはその強靭さゆえに敵(人間)の進化に対する危機管理が希薄だったのでしょう。近世において徳川幕府が崩壊したのも同じことが言えるかもしれません。それは、歴代の将軍が君主としての執務を老中以下部下に任せ、趣味や遊びに没頭し世界の情勢に目をそむけ、黒船の来襲に備えることが出来ずいたからです。その結果、多くの藩の反発を受け幕府の威厳が保てなくなり討幕の動きが一気に加速し、黒船来襲からわずか十数年で大政奉還へと大きく時代が動くきっかけを作ったと考えられています。平和に慣れてしまい武器さえも持ち合わせずに右往左往する当時の幕府の光景を想像すると、情報収集の欠如と備えを怠ったことが必然的結果を生んだと言い換えることが出来ないでしょうか?
 太古の時代から幕末など遠回りをしてしまいましたが、当社の今年の位置づけは、従来業務の延長線上に成長の約束は無いと肝に銘じ、挑戦と変化に備える年と考えております。仮に景気後退局面においても物件が動くという意味においては大きなチャンスにも繋がりますが、準備不足で打つ手を持ち合わせなければ衰退を意味します。視界良好とは言い難い環境下ではありますが、引き続き宅地の供給や新築物件の提供と既存物件を競争力ある物件へ再生させる提案型リノベーションの強化、商業施設の更なる展開を図りながら従来の不動産事業の概念にとらわれることなく、新たなビジネスモデルの構築にも励んで参る所存でございます。
 そして、今年は下記のMISSIONのもと、皆様のお役に立てるようサービスの充実にも取り組んで参りたいと社員一同張りきっております。末筆となりましたが、新年が皆様にとって幸多き年となることを祈念しご挨拶と致します。

Mission2019
新しい時代の指針となるビジネスモデルを確立するため、
自主性をもって、独創的な創造と、緻密な戦略と、積極的な行動と、繊細なフォローを徹底継続し実践すること。
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