このコラムは毎月10日マックスホームで発行しているコラムの
一部を抜粋したものです。
気宇壮大
2016/12  vol.182
 今年も残すところ1ヶ月を切りました。このコラムが皆様のお手元に届く頃には仙台光のページェントが師走の街に彩りを添えていることでしょう。暦は大雪を迎えました。風邪などひかぬようご自愛下さい。
 さて、2016年は皆様にとってどのような一年でしたでしょうか?ちょっとだけこの一年を振り返ってみたいと思います。
 今年は、南米初の開催となったリオデジャネイロオリンピックが大いに盛り上がり、日本勢の活躍は我々に大きな感動と勇気を与えてくれました。他にもスポーツ界では若手の躍進が目立ち、テニスの錦織選手やゴルフの松山選手らが世界を席巻しました。世界的評価という点においては、大隅教授のノーベル医学生理学賞も嬉しいニュースでした。一方で、年明け早々から芸能人のゲス不倫や覚せい剤による逮捕なんていうのもありましたね。報道が過熱するたび公共の電波が占拠されることに不愉快な思いをしたものです。悲惨な出来事では、軽井沢のバス転落事故で14名もの尊い命が奪われるという痛ましいニュースが思い起こされます。経済では、マイナス金利という前代未聞の施策で市場に動揺が広がりました。大手電機メーカーシャープが外資の傘下となったのも今年前半の出来事です。自動車メーカーによる燃費改ざんが組織ぐるみだったことが発覚するなど、企業の不祥事も相次ぎました。
 政治の世界では伊勢志摩サミットの開催、そして米大統領の広島訪問は歴史的瞬間として大きく取り上げられました。もちろん、私のような歴史の一部も語れない人間と現地広島とでは受け止め方も異なると思いますが、時代の流れというのか日米両国が新たな一歩を踏み出した瞬間であったことは確かです。その米国とTPP交渉で手腕を発揮した甘利大臣の辞任なんというのも今年の出来事でしたが、枡添前知事のスキャンダルの陰でスッキリしない幕引きとなりました。そして、記憶に新しいのが小池東京知事の誕生です。就任後の「都民ファースト」に代表される改革の旗も、東京五輪、豊洲移転問題への対応など早くも岐路に立たされているように映ります。海の向こうでは、米国の大統領選挙の結果が世界に衝撃を与えました。一時はトランプショックで株式市場が混乱したものの翌日には急反発。今はトランプ相場なる期待値が相場を押し上げているようで、今後も予測不能の展開が続きそうです。更には、フランスで起きたテロ、北朝鮮のミサイル発射等、世界を震撼させるニュースも少なくありませんでした。自然災害も目立った年でした。4月に発生した熊本地震では多くの犠牲者と被害をもたらしました。東北にも台風が上陸、多くの爪痕を残しました。最近も鳥取で大地震が発生したばかりでしたが、今度は福島沖を震源とするM7.4の地震により太平洋側の広い地域で津波が観測されました。突然の津波警報に東日本大震災の恐怖が脳裏を過った方も多かったと思います。その東日本大震災からは5年の節目を迎えましたが、風化や人口流出等復興への障害が立ちはだかります。自然が猛威をふるったのは日本だけではありません。世界の至る所で大地震や大洪水が発生、大型ハリケーン・マシューも各地に甚大な被害をもたらしました。あっという間の一年とはよく言うものですが、ざっと振り返っただけでも数えきれません。皆様の中で印象に残った出来事はありましたでしょうか?
 最後に不動産市場の現状と展望を簡単にまとめておきます。住宅市場はやや減速気味になっており、中古市場が先行して数字を落としています。とはいえ、高値相場はもうしばらく続きそうです。新築も現場ごとの勝ち負けがハッキリ分かれてくると考えられます。都市部の一等地や人気エリアの不動産はまだまだ積極的需要が根強く、来年も局地的には高値での取引が続きそうです。賃貸市場は今年以上に供給過多による苦戦が予想されます。
 駆け足となってしまいましたが、今年一年間のご厚情に感謝申し上げるとともに、来年も皆様にとって最良の年となることを心よりお祈り申し上げます。
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