このコラムは毎月10日マックスホームで発行しているコラムの
一部を抜粋したものです。
気宇壮大
2017/12  vol.194
 歳を重ねるほどに月日の流れに敏感になっている気が致します。そのせいか、今年も一年があっという間に過ぎようとしておりますが、皆様にとって今年一年はどのような年だったでしょうか?
 今年も年末恒例となっている新語流行語大賞が発表となりました。既にご存じの通り、年間大賞は「インスタ映え」と「忖度」が受賞しました。今やインスタ映えは、ジャンルを問わず集客のためのキーワードとも言えます。街はクリスマス一色に染まっていますが、SNS向けなのか若者が思い思いにシャッターを押す光景は最近の世相を反映しているかのようです。忖度はもりかけ問題に端を発した感が強いですが、本来は良い意味で用いられるべき表現のようです。ところが、ジョークや皮肉を込めた意味合いで日常における使用頻度が増えたのではないでしょうか。
 更に今年を振り返ってみたいと思います。すっかり時の人となったトランプ大統領ですが、実は大統領に就任したのは今年1月のことなんですね。森友問題で世間を騒がせた籠池氏の国会証人喚問は3月の出来事でした。同じころ海外では、マレーシアにおいて金正男氏が殺害される事件が起き世界中に衝撃が走りました。韓国朴前大統領の逮捕も3月のことです。4月には銀座のど真ん中に「ギンザシックス」が誕生しました。シックスとは六つ星を目指すとの意味が込められているそうで、その名に恥じなく連日の賑わいを見せているようです。5月、北朝鮮が3週連続でミサイルを発射、皮肉にも「Jアラート」が新語流行語のトップテンに入りました。先日も北朝鮮のミサイルによる挑発があったばかりですが、緊張状態は来年も続きそうです。6月には上野動物園でパンダの赤ちゃんが誕生し話題を集めました。同じころ、将棋界の新星藤井四段が前人未到の29連勝も話題となり、マスコミは勝負メシなるものまで追いかけました。将棋界からは先の大賞に「ひふみん」もトップテン入り、「29連勝」が選考委員特別賞のダブル受賞となりました。つい、先だっては羽生棋聖が史上初の永世7冠の金字塔を打ちたて一年を締めくくりました。7月の都議選では、自民党が惨敗し小池氏率いる都民ファーストの会が過半数を確保しましたが、この喜びもつかの間10月の解散総選挙では形勢が逆転、自民党が雪辱を果たし与党が3分の2の議席を獲得する結果となりました。そして、9月には眞子さまの婚約内定のおめでたいニュースもありました。10月に入ると、まだまだ記憶に新しい出来事も多いと思います。日経平均株価は16連騰の最長記録を更新。その陰では神戸製鋼のデータ改ざん問題が明るみとなり、日産やスバルでは無資格検査の問題が発覚しました。最近も名門企業のデータ改ざん問題が連日のようにニュースになっており、我が国のモノづくりの根幹を揺るがすような企業不祥事が相次ぎました。
 また、衝撃的だったのが神奈川座間市のアパートで起きた9名もの尊い命を奪った猟奇的殺人事件です。日本の犯罪史上でも類を見ない残忍な事件は、犯人逮捕の今でも多くの謎に包まれています。11月には、トランプ大統領の来日も話題となりました。長い間議論が続いて参りましたが、天皇陛下の退位が決定したのはついこの間の出来事でした。
 一転、話はスポーツ界へ。昨今連日のように世間を騒がせているのが暴行問題に揺れる相撲界のスキャンダルです。情報が錯綜する中、一日も早い全容解明が待たれます。世界の舞台では、ゴルフ松山選手がメジャー優勝をあと一歩のところで逃し項垂れる姿が印象的でした。野球界からは大谷選手のメジャー挑戦が発表され年内には移籍先が決まるものと見られています。個人的には、ボクシング井上尚弥選手のアメリカでの戦慄KOデビューが印象的でした。その井上選手は来年もアメリカでの興業が予定されており、日本が誇る怪物が名実ともに世界のスターになる瞬間を待ち遠しく思います。来年は冬季オリンピックも開催されますし、メジャー一年目の大谷選手の活躍も楽しみです。
 さて、来年はどのようなドラマが私たちを待っているのでしょうか?皆様にとって平成30年が素晴らしい年になることを心よりお祈り申し上げます。
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