2017年10月 vol.192
2017年10月10日
黄金色に色づく稲穂、庭先のキンモクセイの香り。朝晩の肌寒さに本格的な秋の訪れを感じる今日この頃です。季節の変わり目でもございます皆様体調管理には十分ご注意下さい。
さて、衆議院が解散されました。ビジネスにおいては、政治・宗教・差別には触れないよう教育を受けた記憶があります。私もこの教えを守り出来る限りこの禁句には触れないように心掛けておりますが、最近の政治家の体たらくと、グリーンカラーのおばさんにかき回されている様子を見ると嘆かずにはいられません。問題は提起するが決められない姿は、どこか解党した前の政権に似てはいないでしょうか?やれオリンピックだ、豊洲市場だなんだと民衆の不安と不満をあおっておいて結局何も決められない。「しがらみのない政治」とか「日本をリセットする」なんて一見すると響きも良さそうですが、その先に何を示してくれるのか全く見えてこない。そもそも、リセットされるくらい日本は悲惨な状況なのか甚だ疑問でなりません。そんな小手先だけの無責任な方々に日本の未来を託して良いのでしょうか・・・?話すと止まらなくなるので、本題に移りたいと思います。
去る9月末日、当社の近くに某スーパーの錦町店がオープンしました。その数日前、レセプションに出席した際にも、地域住民からの期待の声と関係者の並々ならぬ思い入れが伝わってきました。関係者が聞いていたらお叱りを受けるかもしれませんが、最初に私がこの計画を伺った際は半信半疑でした。「果たしてこの地にスーパーなど成り立つのだろうか?」と。**************************************************************************************************************************************************************************************************************************************プライバシーの問題が絡みますので省略致しますが、およそ4年に及ぶ交渉と調整の末、関係者の熱い思いが実を結んだことは、用地取得に携わった私にとっても感慨深いものがあります。
オープン当日、当社のスタッフから「人の流れが変わった感じがします!」との報告を受けました。「そんな大げさな」と思いながら店まで足を運んでみると、予想以上の人の波に店中があふれかえっているではありませんか。辺りを見渡せば馴染みの顔も多く、皆さん手から溢れんばかりの買い物袋を抱えていらっしゃいました。1階で偶然お会いしたお得意様と立ち話をしたところ、この日2回目の来店とのこと。そのまま2階のパブリックスペースへ移動してみると、買い物の疲れを癒している方、知人と談笑している方々、皆さん思い思いにご利用されている様子です。正に店側が地域のコミュニティの一助となればと設けたスペースがその思惑通りに活用されています。そして、その奥には今の季節には打って付けのオープンテラスがひときわ存在感を示しています。1階でお会いしたお得意様と、今度はオープンテラスで一緒になりました。そのスペースからは、錦町上杉地区の一部を見渡すことができます。「あのマンションはどちらのブランド?」とのご質問を受け、「あちらは〇〇マンションです。用地は私共が手当てしたものです」。「実はお客様がお住まいのマンションも用地は当社の仲介です。そしてこのスーパーも」と会話が弾みました。
この歳にもなると、美味しいものを食べても、欲しいものを手に入れても、大きな感動を得ることは滅多にありません。それどころか、何か物足りなさを感じる日々を過ごしている自分に戸惑うことさえあります。しかし、あのテラスから見えた景色こそが私が目指してきた都市づくりそのものであり、そこには何ものにも代えがたい喜びがありました。11月、マックスホーム株式会社として歩みだし5年を迎えます。これからも決してぶれることなく「マックスホームは都市とみんなの笑顔を作ります!!」